嘘をもう一つだけ。

久しぶりに重い日記かも知れない。
僕の友達は注意した方がいい。



もう僕のこころは随分前からズタボロだったのに、それを自分で見ない振りをしたり、平気なんだと思い込んだりしてた。
自分でも何に執着していたのかは解らない。
でも、この手からするりとこぼれていったものに喪失感を覚え、酷く狼狽えていた。と同時に、凭れていた壁がフッと消えて、そのまま深い谷に吸い込まれていくような墜落感に打ちのめされた。
あのひとは少し微笑みながら何度も僕にナイフを突き立てた。
ごめんね、と謝りながら何度も何度も傷口を抉った。
それでも僕はあのひとが酷い人だとは思わない。偽悪的に振舞ってたのを解ってるから。
ただ、可哀想な人だと思う。そして、それをどうにもできなかった自分を腑甲斐なく思う。
あとは、僕じゃない誰かに任せる。もう疲れたよ。


最後に。
僕はあのひとに感謝している。数々の想い出を、痛みとともに僕のこころへ刻みつけてくれた。22年生きてきて出会った人の中で、一番僕を愛してくれた。一番僕を必要としてくれた。自分の存在意義を感じさせてくれた。
それだけで、本当に僕は幸せだったから。


読んでしまった友人たちへ
勝手だとは思うけれども、今日の日記については、できればコメントしないでほしい。あくまで個人的な独白(変な日本語)だから。