吹奏楽コンクール。

スケジュールが偶然合ったので、高校卒業以来初めて吹奏楽コンクールへ出掛けてみました。
僕は中学、高校と吹奏楽部でしたので、都合6年間コンクールに出場したわけですが、今思い返してもそのひとつひとつは、キラキラ輝いている大事な思い出です。
みんなで泣いたり笑ったりしながら、一つの音楽をつくりあげようとしていた季節のこと。
そんなことを思い出しながら高校生の演奏を聴いていると、確かに技術的にはまだまだな演奏なんだけど、その後ろにいろーんな想いが見えるようで、胸にこうグッとくる感じを味わってました。
最後の夏が今日で終わってしまったって3年生も、大勢いるわけです。楽器を演奏することをやめてしまっても、その思い出だけはいつまでも大切にしてほしいなぁと思います。

古今いろんな物議を醸す吹奏楽コンクールですが、僕は、ひとつの目標としてコンクールを設定することは良いことだと思う。ただ、そこに勝ち負けの概念を持ち込むのは、音楽をするっていう意味において、何か違うんじゃないだろうか。
自分たちがつくりあげた音楽を、他者に評価してもらい、その批評に一喜一憂する。それは構わないと思う。そうでないと、目標としての地盤が安定しないと思うから。目標地点は明確であればあるほどいいというのが、僕の持論。
とまぁこんなことを書けるようになったのも、もう僕が当事者ではなくなった証なのかも知れない。実際自分が参加していた時はどうだったかっていうと、今思ってることなんか全然体現出来てない。
さぁそれは成長の証ってことなのか?

余談だけど、やっぱり高校吹奏楽の指導者ってのはいい。いいですよ。やってみたい…。この指揮者じゃなければもっと素敵な音楽になるのに!とかいう学校があったりなんかすると、ウズウズしてしまうよなぁ。