暗黒童話。

乙一作。これだけ有名になってしまった今となっては、言っても詮無いことなんだけども、本屋で偶然この人の作品見た時は有頂天になったものだ。まだ世間はこの作家を知るまい。僕が見つけたんだ的な。
まぁ、書物は出版されている時点で、既に数多くの読者によって発見されているんだけどね。なんとなくこう、シンパシーみたいなものを感じたのは事実。
で、「暗黒童話」ですけど。
哀しくて、怖くて、グロテスクで、やっぱり哀しい物語。
設定こそ、最近では珍しくもなくなった、移植された臓器がドナーの記憶を呼び起こすってものなんだけど、こういうのって、どーなんだろ。実際臓器を移植された人が読んだらすごいショック受けると思うんだけど。